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衝撃スクープ!喜劇人協会会長・小松政夫は「しんぶん赤旗」日曜版読者だった!(10月15日号)

 日本共産党の機関紙で週1回発行の「しんぶん赤旗」日曜版に、芸人界のレジェンド小松政夫さんが登場してくれました。御年75歳、「しらけ鳥」「知らない知らない」「ながーい目で」「淀川長治さんのものまね」など今でいうネプチューン堀内健もかくやと言うほど数々のヒットギャグを送り出し、現在は喜劇人協会の会長でもあらせられます。

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(「しんぶん赤旗」日曜版10月15日号から)

 出演したコーナーは「この人に聞きたい」。1回限りのインタビュー記事ではなく、3~4回に分けての連載であるのがこのコーナーの特徴でしょうか。ということは、小松の親分のファンの皆さんは、これから1カ月間(4号分)は「しんぶん赤旗」日曜版を買って読む、いや購読された方がいいことになりますねw

 記念すべき第1回は、小松の親分が自動車のセールスマンからクレージーキャッツの大スター・植木等(故人)の付き人になり芸人として独り立ちをするまでが語られています。独り立ちのエピソードは、ちょうどと言うか何と言うか、つい昨日放送した親分原案のドラマ「植木等とのぼせもん」(NHKテレビ)で再現されていましたね。

 「おやじ」と呼び慕う植木(演・山本耕史)を彼の自宅に送り届ける運転手を務めていた政夫(演・志尊淳)。成長を認められ、後部座席から師匠から独立を言い渡された政夫が停車して号泣するシーンは、私もリアルタイムで視聴していて泣きましたよ。

 「この人に聞きたい」第1回では、親分の付き人時代を主に振り返っています。1週間に10時間しか眠れない時期もあり、「電通でもないのにね」と時事的な笑いをまぜて振り返る親分。もう少しインタビュー時期が後なら、NHKでもないのにね」と言ったかもしれませんwさすがに原案ドラマを放送している関係ですからないでしょうけど。

 芸能界に入る前は当時で月収10万円の優秀なセールスマンだった親分。「植木さんとの出会いがなければ、私は芸能人になっていなかったかもしれません」と述べ、ドラマ「植木等とのぼせもん」や最新の著書『昭和と師弟愛』(KADOKAWA)では、師弟関係の大切さを伝えたかったとしています。

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(「しんぶん赤旗」日曜版10月15日号から)

 さて「しんぶん赤旗」と言えば、冒頭で書いたように日本共産党の機関紙であります。小松の親分、芸人らしいサービストークで「しんぶん赤旗」限定と言ってよいカミングアウトトークを展開してくれました。

 ドラマ「植木等とのぼせもん」では伊東四朗が演じている植木等父親・徹誠(てつじょう)さん。僧侶であり、息子に「等」という名前を付けるほど平等な世の中を志した人物でした。戦時中は投獄の憂き目に遭うも、戦後は日本共産党に入党した超人であります。

 そんな徹誠さんとの縁で、小松の親分は選挙では共産党の候補に投票していたと「この人に聞きたい」で語っています。この告白だけでもすごいですが、私は「植木等さんへの恩義を思えば、まあ分からないでもないな。義理で投票先を決めるのなんて珍しくないし…」と比較的冷静に物事を受け止めていました。

 しかし「この人に聞きたい」第1回の最終盤で、インタビュアー(金子徹記者)の問いかけにより衝撃の事実が発覚するのでした。いやまあ、おったまげましたよ僕はw

〈日曜版の長年の読者です〉

 「スクープ! 小松の親分は『しんぶん赤旗』日曜版を長年購読していた!!」

 もう個人的にはyahoo!ニュースのトップを飾ってもなんらおかしくない話なんですがwいやあ度肝を抜かれましたよ。「しんぶん赤旗」のインタビューに応えてくれる芸能人は少なくないですが、読者にまでなってくれる芸能人、またその事実を公言する芸能人となるとメッチャ少ないですからね。奥様には相談せずに購読を決めたそうなので、「間違って入ってるわよ」と言われたと親分は笑っています。

 私も25年にわたり「しんぶん赤旗」を購読してきた人間ですが、芸能人で読者を公言した人となると故・中村梅之助さんくらいしか記憶にありません。ちなみに梅之助さんは本名で赤旗の懸賞ハガキに応募したことがあったらしいですw

 しかし小松の親分の衝撃のカミングアウトには、勇気づけられました。時はまさしく、衆院解散を受けての総選挙(10月22日投開票)の真っただ中。国政選挙というデリケートこの上ない時期に、喜劇人協会会長の肩書を持つにかかわらず、公党の機関紙の読者をカミングアウトしてくれたということは、少なからず徹誠さんの後輩たる日本共産党の人々への親分なりのメッセージが込められていると私は解釈しています。

 森友・加計疑惑の追及から逃れつつ、安倍晋三首相の悲願である改憲に手をつけようとする自公政権を問う今回の総選挙。選挙戦は後半戦に突入し、投票日まであと1週間に迫る正念場となりましたが、個人的には小松の親分の粋なカミングアウトに全力で答え、天国の植木等さんと徹誠さんがニッコリとほほ笑んでくれるような選挙結果をかちとろうと決意した次第であります。

 せんえつではありますが、拙ブログを読んでいただいている皆さんにも、比例代表選挙では植木徹誠さんが所属した日本共産党への支持をお願いしたい。何とぞ、切によろしくお願いします。