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反町隆史「POISON」

 反町隆史がゲスト出演したラジオ番組で、主演ドラマ「GTO」(フジ系)で自ら歌った主題歌「POISON」に言及したという。

news.livedoor.com

livedoorニュースから)

 

 「POISON」は反町自身が作詞した曲だが、これを自画自賛しているのには当初ちょっと笑ってしまった。ただ改めて考えると、そう本人が言いたくなる気持ちは確かによく分かる。

 まあこの曲は何と言ってもサビですわな。私もさっき動画サイトで聴き直すまで、AメロBメロすっかり忘れていたしw

「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ POISON

 反町はモデルをこなしていた下積み時代に、歌詞を書きためるなどしていたらしい。おそらく独学で作詞をしていたのだろうが、だからこそサビに「ポイズン」の4文字を込めることができたのではないか。プロの作詞家なら、もっときれいな言葉を用いただろうなあ。

 ちなみに先ほど書いた、動画サイトで見た「POISON」はこちら。↓

www.youtube.com

youtubeから)

 

 私がこの曲でサビとともに覚えていたのが、イントロのギターソロだ。いかにも鬼塚先生が登場してきそうなカッコよさだが、私はこのイントロに合わせて「ジーティーオー、ジーイティイオォ~」と歌っていたw だってそう聞こえるっちゃあ聞こえるしw

 あとこのステージ、反町はじめフロントにいる3人は全員ギター弾いているのな。反町が弾いているパートどれだけあんのやろ、と考える意地の悪い僕w

 ただこれほどの名曲を書いた反町だが、唐沢寿明とのダブル主演ドラマ「ラブコンプレックス」(フジ系)の主題歌「Free」を最後にシングルのリリースは止まった。歌手活動も現在まで20年近く停滞した状態である。

 そんな状況から私は勝手に「反町は歌手活動を黒歴史にしているのかね」と思っていたが、本人は詞を自画自賛していて安心したw 「相棒」など本業の俳優業が脂の乗った時期にあるわけだし、ぜひとも歌手業も再開して「POISON」の印象的すぎるサビを聴かせてほしいものである。

 

 そうそう。「POISON」は1998年7月のリリース直前に、和歌山のカレー事件が発生した。この事件の影響で、反町は同年のNHK紅白歌合戦出場が見送られたと言われている。

 実は同じ時期に参議院選挙が行われていたのをどれだけの人が覚えているだろうか。この参院選で与党の自民党は大敗し、時の橋本龍太郎首相は責任を取る形で辞任している。

 一方で躍進したのが共産党。現在に至るまで同党にとって国政選挙で最多である約820万票の比例票を得て、選挙区・比例合わせて改選15議席を獲得した。

 このときの共産党は、まさに「言いたいことも言えないこんな世の中」に投じられた「POISON」だったのかもしれない。…と、おあとがよろしいようでw