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R-1ぐらんぷり2018決勝戦の感想その1

◆1stステージ

Aブロック

ルシファー吉岡

 3年連続のファイナリスト。過去2回は小学教師役だったルシファーが、今回は高校生の父親を演じた。しかし夜の7時台前半に「18禁」「無修正」「おかず」というワードが並ぶとは、ルシファーも面目躍如といえようw

 客観的には息子のプライバシーに干渉する親父の話なので、下ネタ以外に笑いづらい要素もあったが、まあ面白かった。しょうがの画像ではなく実物(サンプル?)を示すとか、「アウトです!」の被せとか、とぼけた味わいのあるルシファーのセリフ回しと相まって素直に笑えた。あと、新聞の埋め草記事でよく見る「セクシーな大根」の写真を無意味に思い出したw

 個人的な採点は、100点満点中89点。

 

・カニササレ アヤコ

 決勝前の話題をさらった初ファイナリストで、システムエンジニア(SE)の傍ら芸人活動するフリーの女性芸人。弱冠24歳だが既婚者とのこと。ネタ前のVTRでSEの仕事が紹介され、ネタもそういうハイテク機器を駆使したものなのかなと思わせといて、平安時代ネタというのは意表を突かれた。顔が隠れるほどの笙(しょう)を吹きながら登場するつかみはそういう意味で、非常に良かったのだが。

 明確なボケの手数は少ないが、専門用語を駆使して延々と笙の説明をする姿に「どこへ連れて行ってくれるんだ」という期待を高めながらネタに見入った。少しスリムクラブを思い出した。

 ただ笙を舞台袖に置いてからのネタ後半は、オチも見当ついたのでパワーダウンしたなと。「褒美、褒美♪」はそれまでの無表情とのギャップでクスッと来たけどね。

 個人的な採点は100点満点中86点。

 

 続きます。