無料カウンター

R-1ぐらんぷり2018決勝戦優勝者を予想!

各ブロックの組み合わせは以下の通り。カッコ内は所属事務所。末尾は通算の決勝進出回数

◆Aブロック

ルシファー吉岡(マセキ芸能社)3年連続3回目
カニササレ アヤコ(フリー)初出場
おいでやす小田(吉本)3年連続3回目
おぐ(ソニー)4年ぶり2回目

※3年連続ファイナリスト2人ルシファー、小田が激突する、個人的には最も激戦を予想するAブロック。ちなみに前述の2人は2年前のBブロックで直接対決しているが(ルシファーは敗者復活2位)、いずれもこの大会をぶっちぎりで優勝したハリウッドザコシショウになぎ倒されて小田3位、ルシファー4位に終わっている。

 私の予想でもこの両者の一騎打ちの可能性が高いとみている。ルシファーがトップを選んだのはポイントになるかもしれない。ルシファーの1人コントは、畳み掛けるような絶叫と顔芸が特徴的な小田と異なり、ローテンションで発想力の高い作風が持ち味。トップという出番を逆手に取り、手堅く笑いを集めれば小田へのプレッシャーとなろう。

 小田は一昨年ザコシショウ、昨年アキラ100%といずれも裸芸人の直後の出番となり、さらに2人とも優勝されてしまうという呪縛に駆られている。今回は裸の呪縛こそないが、2番手のカニササレ アヤコは雅楽を取り入れたトリッキーな芸風。ハマるか滑るか結果も極端そうで、直後に舞台に上がる小田は今年も苦労しそうだ。

 よってAブロックの順位は以下のように予想する。

1位…ルシファー2位…小田3位…おぐ4位…カニササレ

◆Bブロック

河邑ミク松竹芸能)初出場
チョコレートプラネット長田(吉本)初出場
ゆりやんレトリィバァ(吉本)4年連続4回目
復活ステージ2位

※このブロックは、昨年末の「THE W」優勝者ゆりやんが頭一つ抜けているかな。前大会までは「無冠の女王」的な雰囲気もつきつつあったが、念願の初タイトルを得たことでネガティブイメージから脱却して、今回は2冠というモチベーションもできた。気力も充実しているだろう。対抗馬は復活ステージ2位勝者だとみているが、相当ネタが洗練されているかインパクトが大きくないと、ゆりやんの牙城を崩すのは難しいのでは。

 ただ個人的に注目しているのは2番手のチョコレートプラネット長田。自らが制作する小道具を用いたコントを得意とし、実際にキングオブコント2014ではポテトチップスの袋を開封する風変わりな機械を創作し、それを用いたコントで準優勝まで勝ち取るに至った。今回の1人コントでも小道具がハマれば、直後の出番のゆりやんにプレッシャーをかけることができよう。

 そんなわけで、Bブロックの順位予想は以下の通り。

1位…ゆりやん2位…長田3位…敗者復活2位4位…河邑

◆Cブロック

濱田祐太郎(吉本)初出場
紺野ぶるま松竹芸能)2年連続2回目
霜降り明星 粗品(吉本)初出場
復活ステージ1位

※このCブロックは、あらゆる意味でトップバッターの濱田がカギを握っていると言ってよいだろう。左目は見えず、右目は明るさを確認できる程度という若き漫談家の濱田。さらにネタそのものも自身の目を自虐的に語ったもののようで、お茶の間へのインパクトはものすごいものがあろう。今から断言しておくが、その芸風のインパクトから間違いなく視聴者投票ではダントツ1位を取るとみている。その勢いでブロックを勝ち上がるのではなかろうか。

 2年連続のファイナリストで「THE W」でも決勝入りを果たすなど好調を持続している紺野だが、個人的に勝ち上がりは厳しいとみている。出番はインパクト抜群の濱田の直後であるし、ネタの作風が女性にウケるかウケないかハッキリ分かれる、ムラのあるタイプだからだ。

 また、この間テレビ露出が増えている霜降り明星粗品。高校時代からのキャリアを有し、ピン芸ではそのフリップ芸に定評があり、早くからお笑いファンの高評価を得ていた小栗旬似のイケメン青年である。R-1ではこすられ尽くした感のあるフリップ芸を若さと勢いでどれだけカバーできるかは見ものではあるが…。

 よってCブロックの順位予想は次の通り。

1位…濱田2位…敗者復活1位3位…粗品4位…紺野

 

 てことで、個人的な予想での最終決戦進出は以下の3組になる。

ルシファー吉岡

ゆりやんレトリィバァ

濱田祐太郎

 

 そして、私の見立てた最終決戦の順位は以下の通り。

 

優勝…ゆりやんレトリィバァ

2位…濱田祐太郎

3位…ルシファー吉岡

 

 多彩なネタを持ち、モチベーションにも恵まれたゆりやんが最終決戦を制し「THE W」との2冠を達成する、と私はみている。それだけ今のゆりやんはのっていると思う。ただ視聴者投票は、濱田が1位を取ると予想する。今回の準優勝で、かつてのM-1のオードリーパターンで濱田はブレイクするのではないか。

 今年は昨年ファイナリストのサンシャイン池崎ブルゾンちえみなどの主だったナベプロ勢がほとんど出場しない状況があり、それが幾分ファイナリストのメンツに反映したかなと思っている。端的に言えば池崎もブルゾンも出てほしかったなーとぼやいてしまうわけだがwぜひとも今大会の決勝で名勝負を見せてもらいたいのは正直な気持ちである。

 さあ私の予想は当たるのか? 3月6日の放送を待っている。