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第5回大会決勝の行方を予想する

 早いもんですね、もう師走ですw

 さすがにM-1ほどの「国民的行事」とは行きませんが、5回目ともなれば師走の恒例行事になりつつあるのではないでしょうか。女性芸人の日本一を決める日本テレビ「THE W」の決勝進出者が、このほど出そろいました。

 名誉ある選ばれし10組は、以下の通りです。敬称略。カッコ内は所属事務所と決勝出場回数を表示。

◆Aブロック(出場順)

ヨネダ2000(吉本初)

紅しょうが(吉本2年連続3回目)

茶々(吉本初)

TEAM BANANA(吉本2年連続2回目)

オダウエダ(吉本2年連続2回目)

◆Bブロック(同)

天才ピアニスト(吉本初)

女ガールズ(アマチュア初)

ヒコロヒー(松竹初)

スパイク(吉本初)※

Aマッソ(ワタナベ2年連続2回目)

※スパイクは昨年の大会で決勝進出したものの、新型コロナ感染により出場辞退

 2年連続は5組、初出場は5組。最多出場のファイナリストは昨年準優勝の紅しょうがという顔ぶれです。

 ちなみに拙ブログでは、2回戦の時点で今年のファイナリストを予想するという無謀なw記事を書きました。予想は6組的中。記事のURLはこちら。→

https://engeishamrock.hatenablog.com/entry/2021/09/04/034344

 今年のファイナリストの傾向としては、何より圧倒的巨大な芸人事務所たる吉本所属の組が多いことでしょうか。アマチュアという枠組みでカウントされているトリオ・女ガールズの一人は吉本俳優部所属であることから、実質的に8組が吉本芸人で決勝を占めたと言うこともできましょう。M-1キングオブコントと遜色ない割合ですね。

 このあたりは、吉本所属の女性漫才コンビの層が厚くなってきたことも関係しているのかもしれません。私がファイナリストに予想したハイツ友の会やギャル漫才のエルフは、THE Wの決勝こそ逃したもののM-1の準々決勝に進出。そして何よりM-1の準決勝の舞台に、キャリア3年ながらヨネダ2000が超新星の如く駆け上がってもいます。そういう意味では、今年のTHE W決勝は女性コンビの漫才の到達点を堪能する大会と言って良いかもしれませんね。

 

 さて、ここからは今年の大会結果を予想します。大会公式によれば、今年も10組をA・Bブロックに分け、各ブロックの暫定1位を審査していく形式のようです。

 過去2大会のようにノックダウン方式を取るのか、それともM-1やKOCのように持ち点100点で各審査員が採点するのかは定かではありませんが、この記事では従来通りのノックダウン方式での予想をします。また今大会からは審査員を7人に増やし(詳細は後日発表)、新たに各ブロック1位から漏れた組を1組視聴者投票で選出する「国民投票枠」を設けるもよう。つまり最終決戦は3組の争いとなります。

 それを踏まえて各ブロック戦、国民投票枠、最終決戦の結果予想を以下に書いてみました。ご笑覧ください。

◆Aブロック

ヨネダ2000○☓●紅しょうが

ヨネダ2000○☓●茶々

ヨネダ2000●☓○TEAM BANANA

TEAM BANANA○☓●オダウエダ

勝者 TEAM BANANA

※このブロックの台風の目はなんと言ってもヨネダ。既にM-1準決勝進出を決めお笑い通の話題を独占していた彼女たち。11月27日のTHE Wファイナリスト記者会見では、メンバーの清水が意気込みを聞かれ「関係ないことを言っていいなら、砂漠でラクダに化粧水をつけたい」などと人を食った回答を披露し、大物ぶりを見せました。このヨネダがトップバッターで猛威を振るい、昨年準優勝の紅しょうが、後輩に当たるピン芸人茶々を一蹴するのではないか。しかし2年連続決勝組で正統派漫才師として鳴らすチーバナが連勝を意地で阻止。ブロック最後はオダウエダと2年連続の対戦となるも、前回勝った相性の良さを生かしてチーバナがブロック1位をかちとるのではないか。私はそうみています。

◆Bブロック

天才ピアニスト○☓●女ガールズ

天才ピアニスト○☓●ヒコロヒー

天才ピアニスト●☓○スパイク

スパイク●☓○Aマッソ

※メンバーの上沼恵美子ものまねで名前を売りつつ、漫才の腕を磨いて見事にW決勝をゲットした天才ピアニスト。まずアマチュア枠の女ガールズをものともせず、そしてバラエティー界を席巻するヒコロヒーをも退ける快進撃を見せると思う。しかし昨年、新型コロナ感染でターリーターキー決勝枠を譲ったスパイクが奮起。天才ピアニストを退けてブロック1位に王手をかけるも、昨年ゆりやんレトリィバァとの死闘に敗れたAマッソが満を持して登場し、逆転勝ちを果たすとみている。

国民投票枠→ヨネダ2000

※そして視聴者投票による国民投票枠。どういう投票結果となるかは未知数だが、トップバッターとして異彩を放ったヨネダがお笑い通や通りすがりの視聴者の心をつかみ、最終決戦に駒を進めるとみている。

 よって私は、最終決戦がTEAM BANANAAマッソ、そしてヨネダ2000の3組で争われると予想する。そして最終決戦の予想は以下の通りだ。

◆最終決戦

優勝 Aマッソ

準優勝 ヨネダ2000

3位 TEAM BANANA

※最終決戦は、やはりヨネダが台風の目だとみている。M-1準決勝に進出しお笑い通を虜にしているその才能、その若さゆえの勢いで最終決戦という場を荒らしまくるのではないか。そんな大荒れの最終決戦、尖った芸風の先輩として女性芸人界を牽引(けんいん)してきたAマッソが傷だらけの末に制するのではと私は予想する。しかし大会終了後、ネットメディアやお笑い通は準優勝のヨネダを称賛。Aマッソは「試合に勝って、勝負に負けた」て感じになるのではないか。M-1の2008年大会のNON STYLE、オードリーの関係に似てくるみたいな。

 

 決勝大会の生放送は日本テレビ系で12月13日。当たるも八卦、当たらぬも八卦。私の拙い予想がどうなるか、ぜひ多くの皆さんにその行方を見守っていただきたい次第である。