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キングオブコント2016決勝戦感想その1

レビュー

【しずる】

 決勝戦は4年ぶり4回目。

 張り込んでいたはずの犯人が既に別の場所で逮捕。それでもあえて、もぬけの殻の廃ビルに突入する2人の刑事というバカバカしいシチュエーションを全力で熱演する、しずるらしさ全開のコントだ。ドアに張り付き、誰もいない部屋へ駆け込む間際の村上純の切迫した表情がいやに男前で、コントのおかしみをさらに引き立てている。

 ただ屋上の場面で、もう一ひねり展開が欲しかった。「やっぱり誰もいないよな」と呟く村上に、池田一真がやにわに銃口を向けるとかね。準決勝の組で一番ウケたコントと聞いていたので、その辺後半を見るときのハードルが上がってしまった。まあオチは青春コントのしずるならではって感じではあったな。

 審査員(バナナマン設楽統、日村勇紀、さまぁ~ず三村マサカズ大竹一樹ダウンタウン松本人志)の採点は合計443点。私の採点は89点。

 トップバッターとしては十分な面白さがあったし、2本目ができる5位以内に残る可能性も十分にあるとこの時点では思った。

 

ラブレターズ

 決勝戦は2年ぶり3回目の出場。第4回大会(2011年)の「西岡中学校」だけの一発屋だと失礼ながら思っていたので、ここまで決勝の常連と化けるのは意外だった。

 ネタは、塚本直毅演じる高校球児の青春ドラマを溜口佑一朗が熱く野球拳で歌い上げる。飛び道具的なネタだとは聞いていたが、野球拳から材を得てくるとはね。もう半世紀前、コント55号が革命的なブームを巻き起こした野球拳をこの21世紀に改めてアレンジするというその発想は素直にすごいと思った。

 ただ内容自体は、歌い出しから全力ボイスでかつ笑顔の溜口そのものがピーク。後は「もっと面白くならねえかな~」と、期待半分で見続ける状態となってしまった。

 審査員の採点は合計424点。私の採点は88点。

 しずるより1点低いだけだが、何やかや最後まで見てしまって理屈抜きで楽しい気持ちにさせてくれたので。「ウンジャラゲ」とか思い出しましたわ。

 

 続きます。