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国民的ドラマ「ドクターX」に古坂大魔王(ピコ太郎マネジャー)出演!

レビュー

 米倉涼子がフリーかつたたき上げの天才外科医を演じる、手塚治虫ブラック・ジャック」を彷彿とさせる国民的医療ドラマ「ドクターX」の第4シリーズ。22日に迎えた最終回にて、今年世界的な大ブレークを果たしたピコ太郎…のマネジャーである古坂大魔王がゲスト出演を果たした。

 繰り返すが、ピコ太郎ではなく古坂大魔王であるwこれはエンドロールでも「古坂大魔王」とクレジットしていたので間違いはない。たぶん。

 最終回のエピローグに古坂大魔王は登場する。役柄は米倉扮する大門未知子が居候する神原名医紹介所を訪問する宅配業者。未知子と神原(岸部一徳)に冷凍餃子を届けに来た古坂は、サイン用のペンが手元にない2人に「アイハブアペ~ン」とおどけてボールペンをかざす。

 バカバカしいなと思いつつ、つい和んで笑っていたところへ急展開がやってくる。古坂は「ウッ!」とピコ太郎のネタではなく、苦悶の表情を浮かべ、胸を押さえて倒れ込むのだった。顔色を変えた未知子は急性の心筋梗塞を疑い、神原に七つ道具を持ってくるように頼む。

 白眉だったのはこの直後のシーンだ。186センチの巨体を折り曲げ苦しそうにしている古坂は「僕、死ぬんですかね…」と体格に似合わぬ弱々しい声で未知子に問いかける。このくだりは、なかなかグッと来たぜ。

 この古坂がプロデュースするピコ太郎。まさに今年後半の日本ショービジネス界を席巻(せっけん)する大活躍を見せたが、カテゴリーはいわゆる一発屋に属する。

 一発屋にとって最も怖いのは年が明けること。この2016年も残り10日足らずしか残されていない状況で、心筋梗塞に倒れた古坂扮する業者の弱気な発言は、非常に彼(およびピコ太郎)の心境を代弁したものとして、心に迫るものがあった。

 米倉扮する未知子は「大丈夫、死なせない」という頼もしい一言を発して古坂を処置し、確実に彼を助けるだろうという希望を感じさせて「ドクターX」の第4シリーズは終了する。すべてが終わってみれば、ピコ太郎および古坂大魔王にとって非常においしいゲスト出演を果たしたと言ってよいだろう。

 なにしろ「ドクターX」に出演したのはピコ太郎ではなく、マネジャーの古坂大魔王なわけである。国民的医療ドラマたる「ドクターX」で好演したことによって、古坂の仕事が増え、ひいてはピコ太郎の延命につながるかもしれない。

 この年末年始番組でピコ太郎は引っ張りダコであろうが、古坂大魔王とも協力して生き馬の目を抜くお笑い界の波を乗り切ってほしいと、ボキャブラ世代の私などは切に願う次第である。