あと40時間ほどで、女性芸人の日本一を決める大会「THE W2022」が開かれます。6回目となる今回は決勝出場者の枠が2組増えて12組に。3ブロックに分かれてファーストステージをたたかい、勝ち残った3組で最終決戦を争います。
各ブロックのカードはこうなっております。敬称略。
◆Aブロック
TEAM BANANA(吉本興業・3年連続3回目)
ヨネダ2000(吉本興業・2年連続2回目)
さとなかほがらか(浅井企画・初出場)
Aマッソ(ワタナベエンターテインメント・3年連続3回目)
◆Bブロック
天才ピアニスト(吉本興業・2年連続2回目)
爛々(吉本興業・初出場)
スパイク(吉本興業・2年連続2回目)
フタリシズカかりこる(ワタナベエンターテインメント・初出場)
◆Cブロック
エルフ(吉本興業・初出場)
紅しょうが(吉本興業・3年連続4回目)
にぼしいわし(フリー・2年ぶり3回目)
3ブロック×4人のたたかいというと旧R-1ぐらんぷりの決勝を思い出します。ただ審査形式は、すべてのブロック出場組のネタを終えてから審査する旧R-1と違い、1回の対戦ごとに勝ち残りを決めるノックアウト方式。勝負の行方を決めるのは以下の6人の審査員と視聴者による国民投票です。敬称略。
哲夫(笑い飯)
川島は再登板、野田と塚地は初の審査員。ぐっと年代が若返った感じがします。
せっかくなので、各ブロックごとの対戦結果、さらに優勝、準優勝、3位の組をそれぞれ予想してみます。審査員の誰がどの組に投票するかも含めまして。
◆Aブロック
●TEAM BANANA 2-5 ヨネダ2000○
TEAM BANANA→川島、友近
ヨネダ2000→哲夫、田中、野田、塚地、国民
○ヨネダ2000 6-1 さとなかほがらか●
ヨネダ2000→川島、哲夫、田中、友近、野田、国民
さとなかほがらか→塚地
●ヨネダ2000 3-4 Aマッソ○
ヨネダ2000→川島、哲夫、野田
Aマッソ→田中、友近、塚地、国民
Aブロック勝者 Aマッソ
※M-1グランプリの決勝にも残った若き猛者・ヨネダ2000。今回はコントに造詣の深い審査員も多く、実力を見せつけて勝ち進めるかと。しかしラスト出番の利を生かし、3度目の正直に燃えるAマッソが国民投票の差で2年連続の最終決戦進出をもぎ取る展開になるのではと考えています。
◆Bブロック
○天才ピアニスト 6-1 爛々●
天才ピアニスト→川島、哲夫、田中、友近、野田、国民
爛々→塚地
○天才ピアニスト 5-2 スパイク●
天才ピアニスト→川島、哲夫、友近、野田、国民
スパイク→田中、塚地
●天才ピアニスト 3-4 フタリシズカかりこる○
天才ピアニスト→川島、哲夫、友近
フタリシズカかりこる→田中、野田、塚地、国民
Bブロック勝者 フタリシズカかりこる
※このBブロックでは番狂わせが起こると予言してみますw 漫才を主戦場とする組の多いBブロック、上方漫才コンテストで優勝し進境著しい天才ピアニストがあっさり3連勝…と思いきやところがどっこいw 初出場の男女コンビ・フタリシズカの横井かりこるは171㎝の上背で軽やかなダンスを取り入れたピンネタをすると聞いたもんでね。その手の華やかなネタってえのは、ラスト出番だと特に点が入りやすいと思う。だもんで、ここも国民投票の1票がものを利いてかりこるが、あえて「まさかの」ファイナル進出を果たすかと。しかしこの時点で、ワタナベの2組がファイナルでたたかうことになるというねw
◆Cブロック
●河邑ミク 3-4 エルフ○
河邑ミク→哲夫、野田、塚地
エルフ→川島、田中、友近、国民
●エルフ 0-7 紅しょうが○
エルフ→なし
紅しょうが→審査員全員、国民投票
○紅しょうが 4-3 にぼしいわし●
紅しょうが→田中、友近、塚地、国民
にぼしいわし→川島、哲夫、野田
Cブロック勝者 紅しょうが
※Cブロックは十中八九、紅しょうがとにぼしいわしの覇権争いでしょう。キングオブコント2022で初めて準々決勝に進出するなど、コントでも実績を上げている紅しょうがが大会初のクリティカルを達成。準決勝屈指の大ウケネタを有するにぼしいわしとのバトルは、コント主体の審査員の支持と国民投票で辛くも勝利するのでは。この場合、紅しょうがは3年ぶりの最終決戦進出となります。
◆最終決戦
Aマッソ×フタリシズカかりこる×紅しょうが
川島→紅しょうが
哲夫→紅しょうが
田中→Aマッソ
友近→紅しょうが
野田→紅しょうが
塚地→Aマッソ
国民→Aマッソ
優勝 紅しょうが(4票)
準優勝 Aマッソ(3票)
3位 フタリシズカかりこる(0票)
※あくまで個人的な見立てですが、最終決戦は事実上、Aマッソと紅しょうがの一騎打ちかなと。かりこるは残念ながら、1本目を超すネタは持っていないだろうなと思って。そして戴冠は、国民投票を取れないビハインドを巻き返し、紅しょうがが悲願を果たすとみています。今年のKOCスレやM-1スレを読んでいると、紅しょうがが以前とかなりネタのスタイルを変えて目立っているという情報が出たりしていたので。紅しょうがは(実はAマッソもですが)KOCもM-1も準々決勝で敗退しましたが、その試行錯誤がTHE W優勝という最高の形で報われるのではないか。私はそう予想しています。当たるも八卦、当たらぬも八卦。結果にこだわらず、初の土曜日開催となるTHE W2022が盛り上がることを期待しています。
※ここからは余談ですが、審査員のアンガールズ田中。昨年の大会以降、事務所の後輩でもあるAマッソのファンたちから恨まれているとバラエティー番組で話していましたが、今回はAマッソに票を入れるんじゃないかなあ、何となく。もちろんひいきでも情けをかけるでもなく、論理的な彼は説得力のある審査理由を伝えてくれると思いますが。