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ものまねを愛する中学生が、20年の時を経てブレイク!!レッツゴーよしまさ!!!

 つい数日前、つらつらスマホをいじってネットニュースをチェックしていたら「おお!!」と身を乗り出すほど驚いた、そして喜んだ記事があった。既にレギュラー放送は幕を閉じた「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジ系)の名物コーナー「ものまね2億4千万メドレー」が特番で復活するという内容。記事はこちら

 ものまね好きだが、ここ数年「ものまね王座」くらいしか視聴していない私は、白状するとこの「ものまね2億4千万メドレー」をきちんと見たことがないバナナマン日村が毎回優勝していたという情報だけは握っているがw

 だもんで最初は前述のネット記事を「ふーん」て感じでスクロールしていた。出場者の名前が紹介されている。神奈月原口あきまさ、ホリ、山本高広…。ふんふん、いつものメンバーねと一歩引いた態度の私であったが、最後に書かれていた出場者の名前に驚愕(きょうがく)した。

 

レッツゴーよしまさ

 

 おお、義将くんやないか!!!!! と心の中で叫んだ私。

 

 もちろん親戚とかではないw ただ私は、彼のことを約20年前から知っている。これももちろん、面識があるわけではない。

 おそらく2003年頃だと思う。まだtwitterinstagramtiktokはおろか、ブログもなかった時代のこと。当時のインターネット上に「中島マリ狂」というホームページがあったのだ。

 アマチュア時代に1994年の日本ものまね大賞優勝、翌年にものまね王座決定戦で優勝。女性ものまね師の第一人者・中島マリ(現・なかじままり)のファンサイトである。

 今さらだが「狂」という字をホームページの名称に使うのはコンプラに引っかかるかもしれないと詮ない話。サイトのデザインは「ホラーものまね」の異名を取った中島氏に合わせてダークな洋館をイメージしていたと記憶している。

 その「中島マリ狂」の管理人が、少年時代のレッツゴーよしまさというわけだ。当時(というか後年ものまね活動を始めてしばらくの間)は義将と名乗っていた。

 義将くん…ここからこう呼ぶ…は、当時中学生。ものまねとともに、中島への傾倒ぶりをよくアピールする文章をネット上にしたためていた。中島のライブにも行って本人にも会い、そのレポートも書いていた。確かスタッフに「君のような若い子でファンは珍しい」と感心された?話があったと記憶している。

 ものまね好きが講じて、義将くんは学生時代からものまね活動を始める。大学時代くらいからライブで録画したネタ動画をYoutubeに上げ始め、私も当時、美川憲一などの彼のものまねを視聴したことがある。MCで「ものまねグランプリ(日本系)に出ています。ウソですw」て自虐をやっていたのは覚えている。

 その義将くん、テレビに出ていたのを私は1回見たことがある。2010年代前半、フジ、日テレに続けとTBSがものまね特番に力を入れた時期があった。「爆笑!!ものまねウォーズ」「激突!!ものまねウォーズ」という特番で、チュートリアルが司会だった。

 2012年の「激突」に、当時22歳の義将くんが出演した。同世代の三浦健一氏とコンビを組み、雅夢愛はかげろう」の三浦和人パートを披露。例のご本人登場で、三浦との共演も果たした。「相方」だった三浦健一氏は現在、東日本国際大学の准教授だそうで、福島ではテレビコメンテーターもしている。彼のサイトはこちら

 ちなみに同番組には、中島マリから改名したなかじままりも出演。確か共演シーンはなかったと思うが、中学の頃から憧れの存在だったものまね師と同じ舞台に立ったのは、まあ感無量だったろうね義将くん。

 しかし「ものまねウォーズ」は義将くん出演回をもって休止。2強というべきフジ、日テレのものまねコンテスト番組で彼の名前を見かけることはなかった。

 昨年、「探偵ナイトスクープ」(ABCテレビ)に義将くんが出演した。「レッツゴーよしまさ」に改名し、ドリフターズ全員のものまねを武器としていることを知った。全国放送でない分、番組への興味自体は薄かったが、ひさびさに彼の活躍を知ってうれしくもあった。

 

 そして2022年9月19日、ついにレッツゴーよしまさは大舞台に挑む。まあ収録だけどw 改めて「ものまね2億4千万メドレー」の出場者を紹介しよう。

 

神奈月

こにわ

霜降り明星せいや

椿鬼奴&レイザーラモンRG

パルフェ・都留拓也

原口あきまさ

ホリ

モリタク!&河口こうへい

山本高広

レッツゴーよしまさ

 

 言っちゃ悪いが、義将くんはこの中でダントツ無名といえよう。逆に言えば、義将くんに否が応でも注目が集まるラインナップである。ある意味、義将くんのための大会と言っても差し支えないだろう。

 さて冒頭の「中島マリ狂」の話に戻る。このホームページ、本体は既に閉鎖されているが、コーナーの一つである義将くんの日記は残っており閲覧できる。

 日記の一つがこちら。高校生になりたての義将くんが、校内で「ものまね同好会」を立ち上げようとしたが、学校の許可が下りなかったという内容らしい。後半の一部分を引用する。

 

芸については人並み異常にどん欲で、かなり努力していると思う。
寝る時間を削ってまで練習したことも何回かあった。
カラオケの音源も衣装もかつらも用意したし、構成もちゃんと考えている。
でも、やっぱり認めてくれないのかな。
ここまでやったら活動の場を広げたいし………。

 

 今、私は義将くんに「認めてもらえて良かったな」と言いたい。

 このブログをのぞくような方なら知っている方もいるだろうが、高校時代の私はものまね王座が好きで、ものまね芸人を夢見たこともあった人間である。才能がないのに早く気づいて、ものまねはテレビを「見る専」になった者としては、20年の時を経てビッグチャンスをものにした義将くんのことが自分のことのようにうれしい。

 レッツゴーよしまさのtwitterフォロワー数は、現在700少々といったところ。19日のオンエアでどれだけフォロワー数を伸ばし、その後の各種ものまね番組に引っ張りだことなるか楽しみである。勝手な推測だが、義将くんの家族や友人は本人以上に放送前は緊張しているだろうなw