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とりあえずモグライダーはコロッケにお礼を言おうw

 どうもどうも。いやね、スマホをポチポチやっていたらとある芸能ネットニュース記事を目にしまして。ほんでクリックしたら、その記事がおもしれえもんでネタにさせてもらいました。

 出典は文春オンライン。記事は書き下ろしでなく、評論家・中野剛志氏と作家・適菜収氏の共著『 思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか 』(ベストセラーズ)の抜粋を掲載したもののようで。

 中野、適菜両氏が共著の中で、ものまねという芸を絶賛しているくだりがあります。それはこちらで読めます。

 先ほど「おもしれえ」と対談の内容を書きましたが、どれくらいかというと「この場に俺も参加したかった」てくらいにw 対談の俎上(そじょう)に上がっている「ものまね王座決定戦」(フジ系)をリアタイで視聴して、自分で各出場者のネタを採点するくらいには熱狂していましたよ、ええw

 で、この対談の核心は何かってえと、やはりコロッケになるでしょう。中野氏は記事中で「ものまねが本物を復活させるって、何なんだよ(笑)」と脱帽しています。

 言うまでもなく、中野氏の発言は美川憲一を指しています。美川は1977、84年の2回にわたり大麻取締法違反で逮捕。84年の逮捕は当時小学生だった私も地元新聞の報道で知り、この記事で美川憲一の名前を認識しました。

 そんな私が再び美川の名前を耳にするきっかけが、数年後のコロッケのものまねだったのだから、いかに美川が芸能界を干されていたのかが分かるでしょう。美川はコロッケのものまねでゾンビの如く復活し、瞬く間にお茶の間の人気者に。コロッケはさしずめ、ミイラと化していた美川に復活の呪文を唱えた呪術師ですな。

 ここまで来たら言及せずにおれないのが、昨年のM-1グランプリでファイナリストになったマセキ芸能社所属の漫才コンビモグライダーです。「地下」と称されるアングラお笑い界では名の通っていた芝大輔、ともしげの2人が結成12年目にして初めてM-1の決勝で披露したのが美川憲一さそり座の女」のネタ。

 そのネタはこちらで見ることができます。この美川憲一ネタは伊集院光をして、往年のコント55号を髣髴(ほうふつ)とさせると絶賛されました。

 しかしひねくれ者の私などは、このモグライダーの勝負ネタはコロッケの功績もでかいなとみています。モグライダーのネタではツッコミでありネタの司令塔である芝が美川をまねるのですが、彼の姿を見た視聴者はほぼ「コロッケの美川憲一」を思い起こしたことでしょう。見ている側に美川憲一が何者であるか、そのイメージ起こしの作業がコロッケによりw容易であったからこそ「トップ出番でなければ、最終決戦まで残れたのでは…」と惜しまれるほど、モグライダー美川憲一ネタは名作に昇華できたのではと思います。

 てわけで、モグライダーYoutubeチャンネルで美川と共演を果たしていますが、彼らはコロッケにもお礼をしないかんなと勝手に考えていますw 日テレのものまね番組での共演を期待しています。