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ナベプロと吉本興業はAマッソ&金属バットを解雇処分にすべし

 どぶろっく優勝で幕を閉じたキングオブコント2019の余韻をぶち壊すニュースが立て続けに届き、私は正直言って気分が良くない。言うまでもなく、Aマッソと金属バットの件である。

 

 Aマッソは大坂なおみ選手に漂白剤」という漫才を披露した。舞台はバンド「思い出野郎Aチーム」とカクバリズム主催の音楽イベント。「思い出野郎Aチーム」の新曲が反差別、反ヘイトを歌ったものだそうで、イベントもそのテーマに沿った内容だったらしい。

 そのイベントでAマッソは、大坂へのヘイトスピーチを行った。これってANTIFAの集会に、ヘイトデモに参加するような連中がANTIFAの賛同者を装って参加し、リレートークに出てきていきなりヘイトスピーチをぶち込むようなものだろう。Aマッソを呼んだ主催者の心情を思うと、胸が痛むわ。

 Aマッソの所属事務所であるワタナベエンターテインメント(以下ナベプロ)は彼女らに厳重注意し、弁護士をつけてダイバーシティについての教育を受けさせたなどとコメントした。しかしAマッソがヘイト漫才をした件で、ナベプロの事務所としての責任は免れないと思う。地下のお笑いライブでも既に同様のネタを披露していたと聞くし。

 

 そして吉本興業所属で、昨年のM-1グランプリでは準決勝に進出した漫才コンビの金属バット。彼らも去年、あるお笑いライブで行った漫才にて、座布団を黒人に運ばせるというフリを受けて「黒人の触ったものに座れるか!」などとほざきくさったらしい。開いた口が塞がらない。彼らの処分については現時点では不明である。

 

 私はAマッソ、金属バットの行ったヘイト漫才については解雇処分を下すことが望ましいと考えている。アメリカでは昨年、コメディー女優のロザンヌ・バーがヘイトスピーチtwitterに投稿。その後削除したが、彼女が主演するコメディー番組を放送するテレビ局ABCは番組そのものを打ち切る処分を下した。

www.bbc.com

BBCのニュースから)

 日本でも既に、罰則化はされていないもののヘイトスピーチ解消法が成立している。ヘイトスピーチは違法なのだ。法律違反に相当する行為を犯したAマッソと金属バットには、それぞれの所属事務所は解雇処分を下すことが妥当だと私は考えている。

 

 Aマッソも金属バットも「尖ったネタ」を得意としている漫才コンビであることは、私も以前から知っている。それを踏まえた上で、彼らに言いたい。

 そんなに尖ったネタをしたいなら、権力者をネタにしろ。具体的な個人名を挙げれば、安倍晋三首相をネタにしろ。

 

Aマッソ「安倍首相には漂白剤が必要。あの人、森友・加計問題で真っ黒やん」

金属バット「北方領土を売り渡した安倍首相の触ったものに座れるか!」

 

 私のつたない力量でネタをこさえてみたが、これらはヘイトスピーチに当たるものではない。Aマッソも金属バットもM-1準決勝に残るほどの実力があるのだから、俺などの何万倍もすぐれた安倍首相ネタを作れるはずだ。それをしてこなかったのは、ハッキリ言って彼らの怠慢だと言わせていただく。

 改めてナベプロ吉本興業には、Aマッソと金属バットに厳正な処分を下すよう、ご検討をお願いしたい。