（読売新聞の記事から）
板井れんたろうさんが長年「六助くん」を日曜版に連載してきた「しんぶん赤旗」の1月30日付にも訃報が載っている。しかし一昨年に亡くなっていたとは。
しかし個人的に板井さんは月刊誌『こどもの光』（現在は『ちゃぐりん』に改名）の連載漫画「いつも元気くん」のイメージである。私の父親が農協に勤めていた関係か、農協が発行する『こどもの光』は、物心ついたころから手元にあったんだよな。
「いつも元気くん」にはタケちゃんマンをパクったような格好をしている「超人農協マン」てのがいて、登場するたびに農業のうんちくを語っていたのだが、農協が「JA」と通称を改めてから何の説明もなく「超人JAマン」を名乗りだしていて戸惑った記憶がある。
まあ世間的には「六助くん」も「いつも元気くん」も知られていないだろうな。吾妻ひでおの師匠てことの方が有名だろう。また漫画界において「笑いながら泣く」という表現手法を初めて用いた人でもあり、板井さんを尊敬しているという岡野剛が「ぬ～べ～」でも使っていたとtwitterで回想している。漫画の発展に欠かせない人物であったということだ。
板井さんのご冥福をお祈りします。
