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伝説の番組「爆笑オンエアバトル」との邂逅

 前にも書いたが、改めて固定PCのインターネットを開通した。以前はADSLだったが、今回はブロードバンドなので動画が昔よりもサクサク見られる。そういう気分の良さもあって、youtubeで昔の「爆笑オンエアバトル(通称オンバト)」の動画をあさってみた。

 すると、おそらく私が初めて「オンバト」を見たであろう回を視聴することができた。動画の題名からすると2000年7月29日放送分だろう。

 その動画はこちら。

www.youtube.com

 私の記憶が確かならば、この週の放送分が私にとっての「爆笑オンエアバトル」のファーストコンタクトである。それまでに『オリコン』誌の女性お笑いライター・しのぴー氏の筆で「『爆笑オンエアバトル』でラーメンズが飛ばしている」的な記事を読んだことがあった。

 既に「オンバト」は放送2年目に入っていた。「出場者の半分はネタが見られない」というシビアな番組だという噂を聞きつけて、私が意識してNHKにチャンネルを合わせて「オンバト」を初めて見たのがこの回だと認識している。

 先にこの回の採点結果を紹介すると、この通りだ。

 

中川家361
アンタッチャブル381
底ぬけAIR-LINE149
テツandトモ345
シャカ221
ラーメンズ361
ホーム・チーム447
DonDokoDon347
田上よしえ343
ドランクドラゴン505

 

 メンツのすごさに、今さらながらビックリする。後のM-1チャンピオンが2組(中川家アンタッチャブル)、M-1ファイナリストが2組(テツandトモDonDokoDon)、R-1ファイナリストの田上に後のピコ太郎をプロデュースする古坂大魔王が率いる底ぬけ、そしてラーメンズドランクドラゴン、シャカ、ホーム・チームと来たものだ。てかこのメンツの中で、既に解散して10年以上たつホーム・チームがよく2位でオンエアできたなとすら思うw

 私はこの回の放送でホーム・チーム、田上、ドラドラを初めて知った。この前年まで放送していた「ボキャブラ天国」シリーズに出演していた底ぬけ、テツトモやDonDokoDon(山口のみ)、シャカがそろって敗退してしまう結果に軽く驚いた覚えがある。その一方で、「最近のしてきているらしい」と評判を聞いたラーメンズのネタ(この回はセリフほとんどなしのジェスチャーコント)は、そんなに私の心に刺さらないなと思ったりした。

 ちなみに、この回でアンタッチャブルがやったファストフードのネタはブラッシュアップされ、あの第3回M-1(2003年)の敗者復活で披露し、センセーションを巻き起こしている。当時のザキヤマは痩せていて、見ていて「アゴ尖ってんなー」と思った。

 この放送の翌年にM-1グランプリが開始されることを考えると、2000年というボキャブラブームとお笑いブームの谷間としか形容できないミレニアムな時期に、名だたる漫才師、コント師がこぞってしのぎを削った「オンバト」の歴史的な重要性をいささかも軽視できないなと思った次第である。

 それにしてもこの頃のドラドラ、2人とも華がねえわw塚地はこれで後年、名画家山下清を演じるんだもんなあ。