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勝手に芸人を表彰!! ENGEI SHAMROCK AWARD 2018

 今年も私マサトヰシグロシャムロックが勝手に今年活躍した芸人さんたちを表彰する「ENGEI SHAMROCK AWARD」を行います。独断と偏見でMVP・新人王・特別賞・功労賞と4つの受賞者を選びました。受賞者は以下の通りです。

 

MVP 阿佐ヶ谷姉妹(THE W優勝)

新人王 濱田祐太郎R-1ぐらんぷり優勝)

特別賞 紙屋高雪(「ご飯論法」で流行語大賞、新語大賞W受賞)

功労賞 さくらももこ(生前の業績に対して)

 

 これまでハリウッドザコシショウテレビ朝日の友寄隆英氏(ナスD)が受賞してきたMVPは、このほどTHE Wで2代目女王に輝いた阿佐ヶ谷姉妹に贈ることにしました。女性で初の受賞。

 これまでネタよりも「歌うま芸人」の印象が強かった阿佐ヶ谷姉妹ですが、今年は全国単独ツアーを敢行してコントのネタを磨き上げ、秋のキングオブコントで準決勝進出。そしてTHE Wで悲願の初タイトルをもぎ取りました。

 芸人の活動以外では初の著書を刊行。ピンの活動では姉役の江里子さんが長寿刑事ドラマ「科捜研の女」で犯人役、妹役の美穂さんが同事務所のムロツヨシがブレークしたドラマ「大恋愛」にチョイ役ながら出演するなど幅広く活躍しました。今年で長らく続いた共同生活には終止符を打ったとのことですが、コンビにとっては飛翔の1年だったと言えましょう。

 新人王はR-1優勝者の濱田。自身の弱視をネタに取り上げた漫談のパンチ力は、見る者を引き付ける力に満ちていました。あの決勝戦の登場シーン、同期でガイド役を務めた溝口幸雄が濱田の両腕をグッと押さえて立ち去るシーンは2018年のお笑い界で最高の名場面と思います。来年のR-1には出場しないと早々に宣言したのは残念ですが、さらなる飛躍を期待したい芸人の1人です。

 特別賞は漫画レビューブログ「紙屋研究所」管理人で、11月の福岡市長選を共産党推薦でたたかった紙屋氏に贈ります。授賞理由はこれまで拙ブログでよく取り上げた「ご飯論法」、これに尽きます。

 ネット上では「ご飯論法」と、サンドウィッチマン伊達の「カロリーゼロ理論」とを混同する人が続出。紙屋氏の好きな芸能人がサンドであることもあり、「ご飯論法」は改めてサンドの芸人としての底力を再確認させるワードだったと言うのは、さすがにはしゃぎすぎでしょうか。そう言えば、サンドとしても今年は好きな芸人ランキング、好感度タレントランキングで1位になるなど実り多い1年でしたね。

 功労賞は、今年8月に53歳で死去した漫画家さくらももこ氏に贈ります。授賞理由は漫画、エッセー、作詞と多岐にわたり超人と言えるほどの活躍をした生前の業績に対してですが、「なぜこれほどの人が国民栄誉賞をもらえないんだろ」という個人的な思いがあるからでもあります。このほど『ちびまる子ちゃん』の17巻が発行されましたが、手塚治虫氏や藤子・F・不二雄氏、そして今年4月に亡くなった高畑勲氏のようにさくら氏の作品が多くの人々に語り継がれることをせんえつながら願っています。

 

 今年のお笑い界は濱田に加えキングオブコント優勝のハナコM-1グランプリ優勝の霜降り明星と若手の活躍が目立った1年でした。この傾向は来年も続くのか、はたまた熟練のベテランが巻き返しを見せるのか。お笑い好きの1人として、小松政夫さんではありませんが「ながーい目」で見守りたいと思います。