◆ファーストラウンド
トップバッター
ゆにばーす
「ぷっすま」でサンドウィッチマン富澤の顔まねをしていたはらちゃん、「アメトーーク!!」のUSJ芸人に出ていた川瀬名人がこの決勝の場に立つとはな…などとよけいな感慨を抱きながらその雄姿を見ていた。トップバッター、しかも「笑神籤(えみくじ)」という新ルールで直前まで出番が分からないという過酷な状況にもかかわらず、2人とも落ち着き払って漫才をしていたのがとにかく驚いた。あまりに落ち着いているので、「くじは実は演出で、初めから順番を知っていたのでは?」と勘繰りたくなったほどであるw
採点後に松本人志も語っていたが、とにかく観客のウケがトップと思えないほどよかった。はらちゃんが中村あゆみ「翼の折れたエンジェル」を絶唱するくだりとか特に。確かに頭をくしゃくしゃにしながら中村あゆみを歌うはらちゃんなんて絵面自体が面白いが、何しろ30年以上前の曲でここまで観客は受け入れるかねと不思議にすら思った。
ネタの盛り上がりはこの中村あゆみがピーク。オチは今大会の決勝組に多く見られた伏線回収系でキレイではあったが、パンチはやや弱かった。
審査員(上沼恵美子、松本、博多大吉、春風亭小朝、中川家礼二、渡辺正行、オール巨人)の採点は合計626点。
個人的な採点は88点。
2組目
カミナリ
どの動物が最強か、というネタは、さまぁ~ず大竹の「ゴリラ最強説」を思い出すなwコントのネタではなく、著書や今は亡き「リンカーン」などで繰り返し大竹が力説していたんだけど。
このネタは以前も見たことがあるが、たくみがまなぶの頭を例の如くはたいた後の1発目に出た「バトルフィールド」というワードチョイスはしっかり笑えた。ただクライマックスの「熊かわいそうだな!」「自衛隊にハンマーのイメージねえな!」のツッコミは大きな笑いが取れるワードではなかったと思う。終盤に向かうにつれてはたきツッコミのスパンが短くなる展開はよく練られていたと感じただけに。
審査員の合計得点は618点。昨年は81点を出し、カミナリと因縁の深い上沼恵美子は90点をつけた。
個人的な採点は89点。
続きます。