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「空想大河ドラマ 小田信夫」#3(NHKテレビ2月18日放送分)

レビュー

 黒田城攻めを決意した小田信夫(堀内健)に、士気が上がる部下の柴田勝夫(原田泰造)、明智充(名倉潤)ら。おお、いよいよ合戦シーンかと思いきや、この空想大河ドラマは予算的にそうすんなりと事を運ぶわけがなかった。作戦会議と銘打っての、ネプチューンならではのゆるゆるな会話劇が展開される。

 冒頭に勝夫が「鼻薬を利かせています」とやけに印象的なセリフを話していたとは思ったが、作戦会議で信夫がその言葉の意味を問うてまぜっかえしたのには感心しながら笑った。ちなみに私が「鼻薬を利かせる」という言葉を知ったのは、手塚治虫の名作時代劇「陽だまりの樹」が初めてである。

 「鼻薬」や「天下布武」の言葉の意味を問うているうちに信夫は戦への疑問を感じてしまい、ゴロンと寝転んで両足の裏をペチペチ合わせて遊ぶ。普段のネプチューン堀内健の悪ふざけの延長線上にある演技と取れなくもないが、私は「戦国武将というととにかく血生臭い争いを好むイメージあるが、信夫のようなリベラル(?)な武将もいたかもな…」とここで思ってしまった。いいお客さんだとわれながら思うw

 かくして今回のラストで信夫と明智の関係は決裂状態となり、最終回では「本能寺の辺(変ではない)」が描かれるようだ。予告では明智の謀反に驚く信夫が思い切り引き絵の状態から、白装束で手足をバタバタさせる姿が確認できた。

 おい、面白すぎるだろwとにかくあらゆる意味で新感覚な「空想大河ドラマ」のオチをどうつけるのか、今から楽しみである。ちなみにこの第3回では、鎧を身に付けた部下が廊下をぐるぐる回っており、初回からの「ぐるぐる」のお約束を守っていた。