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「LIFE!」♯4(NHKテレビ5月12日放送分)

【プラス車掌】

 このシリーズは今期も無事に出発進行。最初のターゲットは席の両隣に星野源ムロツヨシと「両手に華」状態な新メンバーの吉田羊だった。やたら「クールビューティー」のワードを押してくるプラス車掌(田中直樹)に「そんなことない…」「へ~」「絶対そんなのないでしょ」と呟く吉田の姿は素っぽくて好感を持てたが、やはり「例の話題」には触れないのでその辺のモヤモヤ感は残った。

 そうかと思えば、2人目に指名された星野への「心の声」でぶっ込んできた感じ。星野も昨年末だかに恋愛スキャンダルがあったので、その手の話題は一定期間「寝かせる」ものかもしれない。

 ということは、数カ月後の「プラス車掌」の回で吉田は用心した方がよいということだ。もっとも相手の事務所が事務所だけに、触れずじまいの可能性が高いが。前の2人がそれなりに濃い内容だったので、臼田あさ美へのふわっとしたオチが効いていた。

【ノープライダーZ】

 内村の新キャラ登場。コスチュームといい、変身前(?)のスーツに眼鏡といい、スーパーマンが下敷きか。ただし変身理由は非常に情けないw

 さすがに初登場から「ノープライダーZα」と第2形態を披露するとは思わなかったが、コント自体は非常に考えさせるものがあった。それはプライドを捨てた者の強みである。内村が30年近く漬かってきた芸人の世界でも、雨上がり決死隊宮迫博之とか、くりぃむしちゅー(元海砂利水魚)の有田哲平とか、元U‐Turnの土田晃之とか、今超売れっ子の芸人も若手時代はとにかくカメラを睨みつけていて尖っていたからね。コント観賞中に彼らの顔を思い出して、感慨深いものがあった。

【突き詰めると】

 職員室で繰り広げられる4教師(田中、ムロ、星野、西田尚美)の会議コントが今期も登場。小学2年生の演劇「裸の王様」の演出を巡り喧々諤々がなされる。

 揉めるくらいなら演目を変えた方が…というムロの提案に、「児童のアンケートで決まったことだから」という理由を盾に「んーーーーー」と唸る田中。ネット上では「冬彦さん?」という意見も見られたが、個人的には「鈴木先生」の酢豚アンケートの回でぶっこんでくる足子先生を思い出しましたわw

 しかしここまで熱い議論をやっておいて、最後はムロの体にラップをさんざん巻きつけて終わるというオチは不条理感があるな。

【スタジオトーク】

 2回ぶりに登場。今回は西田、吉田の女性陣も顔を出した。

 これも久しぶりの「LIFE BOX」が登場し、今期やってみたいコントをメンバーがスピーチ。新メンバーの吉田は「ワンカット撮りで15分ほどのサスペンスコントをやりたい」と、かなりのドヤ顔で語ってみせたのだが、内村の「以前やったんですよ」という無慈悲な一言(前期の宇宙人総理コント)。

 まあ新メンバーながら積極的にネタ出しする吉田の姿には好感が持てる。「オゥフ」も良かったし。

【スター①②③】

 主人公のムロ(1976年生まれ)はじめ、ファミコン草創期世代はうんうんとうなずきそうな連作コント。

 ①のゴミ捨て場(いま黒や青のゴミ袋は使えないと思うが)や②の深夜オフィスと、誰もいないシチュエーションで星を抱えたムロの「無敵感」を存分に演出しておいて、③に引き継がれる。

 街中でガラの悪い男性コンビ(塚地武雅、星野)に絡まれる美女(臼田)。その光景を苦々しく見ていたムロがまたも煌々と輝くスターを手にし、さっそうと無法者を蹴散らす…はずだったがあっけなく塚地に倒され、蹴りまくられるというね。

 ①②で「無敵感」を演出しまくったわりには地味なオチになってしまったように見えなくもないが、この手のオチになるコントはドリフの時代から掃いて捨てるほどある。「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」の探偵コントで、大勢のヤクザに絡まれる大場久美子をかっこよく助けようとした加藤茶志村けんが逆にボコボコにされる回を思い出したぜ(※)。そういう意味では、連作の体を取りながら古き良き時代のコントのエッセンスを取り入れた佳作と言えよう。

 

(※)コントの詳細なオチは、騒ぎとなって警察を呼ばれたヤクザ連中が退散し、ズタボロ状態で転がる加藤と志村。結果的に助けてもらった大場は「せめてお名前を…」と問うのだが、2人は「言えるわけねえだろ!」と涙目で返すのみだった。