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「LIFE!」#3(NHKテレビ4月28日放送分)

レビュー

【スーパースター~2割引き】

 前期では1回につき3本披露した人気オムニバスシリーズが、今期も登場。

 レディー・ガガのものまねを既に五十路の坂を登る内村光良が忠実かつ本意気で披露している感があったが、その辺はいまいち個人的には笑いにつながらず。ガガに疎いからかもしれんが。

 石橋杏奈を置いてけぼりにして熱狂する西田尚美、そしてエキストラの演技は実に楽しそうで引きつけられるものがあったけれども。

【苦行】

 朝の情報番組定番の和やかな占いコーナーには、実はこんな過酷で仰天すべき裏側があった…というギャップ感あふれるテーマを表現したかったんだろうなとは思う。ただ、あまり面白く料理しきれていないなと苦言を呈さざるを得ない。

 田中直樹演ずる師匠がさらに責め苦を追う内容で、もっと長尺のコントに仕上げればジワジワ笑いが込み上げてきたかもなと。惜しいコント。

【スーパースター~8割引き】

 ミスターなのに3割引きじゃないのかよ。多くの逸話を持つ長嶋茂雄だが、ホームラン打ってスキップでベース1周するってかなりマニアックなネタを持って来たな。

 そこまで細かいネタを拾ってくるので、引退スピーチの場面では西田が「長嶋!辞めるな!!」と絶叫するかもと期待した僕。実際のミスターの引退声明であの印象深い絶叫を後楽園球場に響かせた青年、今どうしているでしょうね。うむ、全くコントと関係ないw

【型破りな先生】

 演出の時点で、内村演じる先生の見た目の出オチにすべてが懸かっていると言っても過言ではないコントだったが…正直ビジュアル含めて作り込み不足だった感は否めなかった。やたらクチャクチャガムを噛んでいたのは、内村自身がそうした課題に気づいていてごまかしたかったのではという邪推を禁じ得ない。

【ムロ待ち】

 タイトル、幕府かよwムロツヨシレベルの売れっ子ならマネジャーついて出待ちファンをけん制しそうなもんだが、それだとコントが成立しなくなるかと余計な懸念。

 ムロフィーチャーと見せて、実際はキングオブコント覇者・シソンヌじろうへのお試しコントの色彩が強い内容。舞台俳優ファンあるある的な芝居はさすがに手堅く、別の演者相手でもう1回じろうの演技見てもいいかなと思わせる及第点の内容だった。

 しかし20歳代前半で1人芝居だなんて、ムロも昔は尖っていたのなw

【心のベストソング】

 twitterでも書いたが、リアルタイムで見ていて不覚にも涙を流してしまったラジオコント。ムロ演じるパンクロッカーのキャラを守り通そうとする絶叫コメントに、内村演じるDJがそっと眼鏡を外すのがフリとしてがっつり利いている。

 淡々とした内村のセリフ回し、徐々に憑き物が落ちて最終的に好青年の顔になるムロの熱演が昇華した名作コント。こういうラジオ番組があったら、実際かなり人気出るんじゃないだろうか。ぜひシリーズ化してほしい。

 

 全体を振り返って、「心のベストソング」という名作を生んだ一方、スーパースターはやはり3本立てで見たかったとか、苦行のコントはもっと長尺で見せてくれれば面白くなったのにとか、改編による放送時間短縮のうらみを感じた回となった。

 後は新レギュラーの触れ込みで参戦した吉田羊が、ここ2回分ぱったり姿を見せないことだな。「NHKなんで」と三津谷さんが動いたのか?